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旧井上房一郎邸

2016.12.28 | 

こんばんは。

先ほど、地震がありました。皆様、大丈夫でしょうか?

最近は地震が多いので、普段から準備が必要ですね。

昨日は、今まで見に行こうと思っていて見に行けなかった建築物で富弘美術館を挙げましたが、

もう一つ、高崎にある旧井上房一郎邸があります。

旧井上房一郎邸は、東京麻布の笄町にあった、アントニン・レーモンドの自邸兼事務所のコピーとして知られています。

というのも、井上氏の高崎にある自邸が焼失してしまった後、レーモンドの許可を得て、図面の提供を受け、また実測も行い、再現したものなのです。おおもとのレーモンド自邸兼事務所は現在残っていませんので、とても重要な建物です。

ただ、この旧井上邸は、全て住居として建てられているということ、パティオと居間、台所の位置関係、和室が設けられていることがレーモンドの自邸兼事務所と異なる点です。

南側からの外観です↓

見学アプローチは、南側からこのパティオを通って、室内に上がりますが、当時は北側からアクセスし、玄関を上がった先にこのパティオがありました。↓

居間です↓。高窓があり、とても開放的な空間です。

レーモンドの妻、ノエミ・レーモンドがデザインした暖炉やカウンターがあります。

寝室です↓。左側の窓の先に、先ほどのパティオがあります。窓をあけるとパティオと一体感がでます。

和室です↓。これは、もともとのレーモンドの自邸兼事務所には無かったものです。

パティオのつくりや、窓のとり方から、内と外との一体感がでるように設計されています。

天井も高く、とても快適そうです。

高崎市美術館からアクセスできます。